新校長からの挨拶!
ようこそ、「すいこう」のnoteに!
令和5年度の春は、さくらの花が記録的に例年より早くここ胆江地区を過ぎていきました。満開の桜に囲まれての入学式は、本校開校以来初めてかもしれません。その中、132人の「すいこう生」を新たに迎えることができました。
令和の新時代に希望を抱いて間もなく、海外から新型コロナウイルス感染症が国内にももたらされ、瞬く間に蔓延し生活様式が一変しました。今までできたことができない、見えないウイルスの脅威に怯えながらも、我々人類は生き延びるために、もてる知識、技術を振り絞ってワクチン開発をはじめ、対抗する術を見つけ、少しずつではありますが進化という過程を起こし生活を維持しております。それでも、自然の営みは、人間の事情と都合には無慈悲で1年の周期で繰り返されています。葉を咲かせ実を結ぶ植物、季節ごとに生活の場を移動する野生動物は、自然の変化に追従し、活動開始のタイミングを計っています。大いなる力に圧倒されながらも、人間のあくなき挑戦を実感する時代にまさに私たちは遭遇しているのだと思います。
今年度は、マスク着用規制も緩和され、ようやくコロナ禍前の学校活動ができるようになると期待しています。この規制の間に高校教育界は新学習指導要領の実施や、「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~」への取組み、ICT機器の積極的な活用等、新時代の変化のスピードに教育現場が対応すべく、次々と方針が打ち出されてきました。本校でも、昨年度スクールポリシーを公開しましたので、ぜひご覧ください。胆江地区の産業人材を育成・輩出する工業高校としての教育方針です。地元企業様からのご支援や、地域の種々の学校様との交流、教育と商工関連の行政各部署様のご協力を得ながら、「未来を切り拓く力」を伸ばすべく、開かれた学校として教育活動を展開していきます。
本校には、機械科、電気科、設備システム科、インテリア科の4学科が設立されております。いずれも地元産業を支える人材育成と輩出には、大きな使命を抱いております。それぞれの学科の特徴を生かしながら、地域とともにある学校として学校内外で生徒たちの活躍の場を展開していきます。
このnoteは、そんな本校「すいこう」の取り組みを随時紹介していきます。ぜひご覧いただき、ご理解とさらには、生徒の成長につながるご意見を賜れば幸いです。また、小学生、中学生の皆さんには、自分の将来の姿を重ね夢を抱いてもらえれば、次世代に「つなぐ」役割が「すいこう生」ができたとうれしく思います。
令和5年4月10日
岩手県立水沢工業高等学校
校長 小野寺 訓